教育の基本方針と目的

卓越した能力を揺する人材を養成し、地域社会への貢献を果たす

本学大学院に設置された商学研究科ビジネス専攻修士課程は、実践的な研究者等の養成と専門的な職業を担うための卓越した能力を有する人材を養成し、地域社会への貢献を果たすことを目的にしている。道内の大学には、東アジア地域との商取引や観光サービスを視野に据えて高度専門的な知識や能力の育成を目指す本学大学院の研究科の存在意義は大きい。

北海道という地域の求める社会的、経済的要請に応える

本研究科においては、グローバル化を見据えた地域振興を担いうる人材を養成する。東アジアとりわけ中国?韓国?台湾等を中心とする地域が製造拠点、消費拠点として成長してくるにつれて、従来型の国内ないし地域に限定された「地域振興モデル」構想は意義を喪失しつつあり、従来とは異なる新たな事態に対応した地域振興の方策が必要とされている。これこそ、北海道という地域の求める社会的、経済的要請に応える方途である。

人材や販路、提携相手などを広く東アジア地域に求めていく

グローバル化が進展するなかで北海道が地域振興のターゲットとするところは、日本の他の地域というよりむしろ東アジア地域である。道内の産業界、行政、教育界においても、東アジア?北東アジア地域の情報に長け、それらを的確に分析しうる能力を備えた人材育成への期待が大きい。こうした人材や販路、提携相手などを広く東アジア地域に求めていく地域社会の要請をうけて、大学院教育における高度な専門教育研究体制を整備し、個々の領域で専門的研究を深耕するとともに、それらを学際的?実践的に統合再編成する総合的な能力を有した人材養成が喫緊の課題とされている。